新年六日の明け渡し

2020年、ネズミ年の最初の片づけは、相模原市若松の住宅街にあるアパートの不動産屋への引き渡し手続きまでお引き受けした物件。

新しい施錠システムだったため、カギをもって開錠しても、「異常侵入があります、異常侵入があります」としつこくコメントが流れる、嫌みな防犯装置付きインターホーン。前もって不動産屋から聞いていた停止用のプラスチックのバーを差し込んで鳴動は消えましたが。

昨年暮れに兵庫県在住のお母さんから依頼を受けていて、年明けに鍵が送られてきて、新年早々見積もりに行ってきた物件で、息子さんが住まわれていたものの、事情があって空き家になっていたもので、お母さんから指定されていたものは兵庫県のご実家に宅急便で発送。

それ以外の物はすべて廃棄処分を申し受けていて、最後に水道の料金精算とガス電機の停止連絡、清掃をして不動産屋を呼びつけて立ち合い引き渡しまで済ませ、現場を離れました。

大みそかのおおとりもの

大みそかの夕方、東京都大田区のお客様から「三階の屋上に干しておいた羽毛布団が折からの強風にあおられて、隣のアパートに飛んで行き、屋根に引っかかってしまったので、何とかしてほしい!」とのご依頼。

2トン車に二段ばしご、伸縮物干し竿や工具一式を積載し、急遽大田区へ向かいました。

風の強い大晦日だったので、そんな事件もあったのでしょう。

現地に到着するとお客様が大喜びをされました。建物と建物の間が狭く。二段ばしごでアパートの軒端にはしごをかけるのも難しく、私は持参した物干しざおとバールをもって屋上へ上り、さらにお客様の使っておられる物干し竿もお借りして、竿の先にバールを固定して屋上からアパートの屋根の上の布団を狙いました。

読みは見事に当たり、現場での作業時間2~3分ですべて解決させていただきました。当然お客様は大喜びでした。安心して新年をお迎えになったことでしょう。