少年だった日々を思い出す

桑ドドメを見かけたので思わず手に取った。
子供のころ、私が育った東京都南多摩郡鶴川村野津田暖沢の道端に、大きな桑の
木が一本あり、この時期になると近所の同級生たちとその木に群がり、色付いた
ドドメを口に運んだ。
家に戻ると何を口にしてきたかが、すぐに母親にばれてしまった事を思い出す。
その母も他界して、早40年になる。
お母ちゃん!もうじき俺もそっちへ行くから待っててね!