ゴミおじさんの恋人

昨日、川崎の遺品処理の見積もりに行くとき、16号線の大和バイパスの渋滞の中で、隣に迫ってきた軽自動車の女性から手を振られた。
薄紫の軽自動車の車窓の女性は昔の女の子、すなわち、今のおばさん。
私はSLKのバリオルーフを開け、Monika MartinのKomm setz mein
Herz in Flammenをがんがんにかけていたのだが、彼女は窓を開けて、
「かっこいいわよ!」と。
「ゆっくりお会いしたいわね~」とも言われた。
しかし彼女が誰なのか、どこの人なのか?まったく思い出せないのだ。
仕方なく「どこへ行くの?」と聞いたところ「仕事で、すずかけ台よ」と、言っていた。
ライセンスプレートが「多摩」だったので、町田の人では?と思うのだが、今朝になっても彼女が誰なのか、まったく霧の中である。

「ゆっくりお会いしたい」が、なんかドキドキしてしまう、死期の迫ったゴミ屋敷片付けのプロ老人である。

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